貞山運河事典

東名・北上運河とともに阿武隈川・北上川を結ぶその全容を紹介します

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b) 砂浜群落
 
 汀線からクロマツ林までの砂浜は、内陸に向かって順に、ハマニンニク群落、コウボウムギ群落、ケカモノハシ群落、オニシバ群落となり、こうした群落の成立は砂の移動の程度と関係があるとされている。

ハマニンニク群落・・・汀線から50m前後の最も海に近い場所に成立する群落で、砂の移動が激し  
             いところでもある。通常はハマニンニクのみからなる単純群落であるが、コウ
             ボウムギ、ハマボウフウ、ハマヒルガオがまれに出現することがある。

                                              (ハマニンニク)
 

                                      (ハマボウフウ)

 
コウボウムギ群落・・・コウボウムギが優先し、ハマニガナ、ハマヒルガオを伴うことが多く、まれに
             ウンラン、ハマボウフウ、ケカモノハシ、ハマエンドウ、オニシバ、コウボウシ
             バが混在する。

                                             (コウボウムギ)
 
ケカモノハシ群落・・・ケカモノハシが優先し、ハマエンドウ、コウボウムギ、ハマニガナ、ハマヒルガ
             オを伴うことが多く、ハマボウフウなどがわずかに生育する。砂の移動が少な
             い立地に成立する。
 
オニシバ群落  ・・・オニシバが優先し、コウボウムギ、ハマニガナ、ハマヒルガオ、コウボウシバ
             を伴うことが多く、ときに、ケカモノハシ、ハマエンドウが生育する。土壌湿度
             が高く、砂の移動がほとんどみられない立地に成立する。

 


コウボウシバ群落・・・コウボウシバの単純群落である。砂浜内の凹地の土壌湿度の高い、砂の移
             動の少ない安定した立地に成立する。

                                      (コウボウシバ)

ハマナス群落  ・・・ハマナスが優先する低木群落である。この群落は、小面積で、限られたとこ
             ろにわずかにみられるのみである。

                                              (ハマナス)

 上記のほかに、ヤマアワ群落、チガヤ群落がある。これらはクロマツ林との境界に接して成立していることが多く、幅狭く出現する。砂の移動が少ない安定した立地に成立する。
 
(出典:『仙台湾海浜地域保全計画(学術報告編)』 平成11年3月 宮城県)
                 ※画像提供:宮城県環境生活部自然保護
 
 
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