貞山運河事典

東名・北上運河とともに阿武隈川・北上川を結ぶその全容を紹介します

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【奥松島・嵯峨渓】
 
 
いよいよ、奥松島を目指す。目的は、東名運河と松島湾の合流点を確認すること。しかし、せっかく半島に来たので、月浜、大浜、室浜巡りをすることにした。どの浜も海水浴客でにぎわっている。

室浜では、『儀兵衛・多十郎オロシヤ漂流記念碑』を訪ねた。この浜出身の2人は、江戸に藩米と木材を運ぶ若宮丸に乗船。しかし、シケで船は遭難。ロシア船に救助され、カムチャッカ半島、シベリア大陸、大西洋、太平洋と回って10数年の後に帰国した。これが、わが国最初の世界一周者とされている。
彼らの見聞を蘭学者大槻玄沢・志村弘強が記録したのが『環海異聞』。

※こちらを参照。
環海異聞 (九州大学図書館)
●「環海異聞」が県文化財に(三陸河北新報社)
石巻若宮丸漂流民の会
環海異聞(かんかいいぶん)(写本) 16冊 県指定有形文化財 書籍・典籍
 

 

 
                          (儀兵衛・多十郎オロシヤ漂流記念碑)

 

                               (記念碑脇の断崖に立つ松)

 

                                  (眼下に広がる太平洋と嵯峨渓)

この碑の向こう約1キロのところに『唐船番所跡』があるというので、行ってみることにした。しかし、ヤブツバキと竹が生い茂る小道は、陽が差し込まないので薄暗い。セミ時雨れなどというなまやさしいものではない。凄まじいセミの鳴き声。加えて、そのセミとアブがブンブンぶつかってくる。湿気もすごい。まるで熱帯のジャングルにでも踏み込んだかのようだ。椿の花が咲く季節や晩秋以降はきっと歩きやすいところなのだろう。今回は、退散することにした。

 

                                          (唐船番所への道)

里浜は、縄文時代の貝塚が豊富な松島湾を代表する里浜貝塚(国指定史跡)があるところ。松島湾一体は、貝塚公園とも称されている。『奥松島縄文村歴史資料館』で休憩。この時点で時計は午後1時半。

(参考)

宮城県は、地元の市や町とともに、松島湾一体の世界遺産を目指している。

詳細は、宮城県教育庁文化財保護課の次のページをご覧ください。

   ⇒暫定一覧表に係る提案書「松島ー貝塚群に見る縄文の原風景」について
       

                                                                                        

 

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