●仙台や石巻といった都市から遠い、経済上の原則から離れた場所に築港
●調査・計画の不備と技術的な稚拙さ
~主任工師ファン・ドールン以下関係技術者は、河川工事において相当の専門学識と経験を有していた
が、築港工事については経験不足、調査・計画に不備があった~
・外港がなくとも内港の運用が可能と判断し、内港整備を優先させた
・防波堤に沈床主体の工法を採ったこと、またその長さが不十分
・野蒜海岸に対する支配的な波向である南~南東の波を遮蔽できない突堤の配置
・漂砂調査が不十分(野蒜は漂砂の影響を受けやすい地)
・南東の強風時には、小船(はしけ)による内港との連絡が困難
・外港泊地の停泊した本船の荷物を、小船で内港に移送する方式は非効率な荷役
・内港突堤の天端高は満潮面と同じ高さのため、越波で小船の航行は危険
●汽船時代に移行しようとする時代にも関わらず、河・海運の両面に対応しようとした
●まもなく到来する鉄道時代を見通していなかった
●建設および修築工事の費用が巨額(松方財政による緊縮政策の推進)
●東北地方の経済力、企業力の弱さ